はじめに
こんにちは。新規事業開発室の @yamarkz です。
先日行われたブロックチェーンエンジニア勉強会に参加し、登壇とLTを行なってきました。
今回は参加したイベントの内容をまとめてご紹介したいと思います。
勉強会にはLT枠での参加を応募していたのですが、発表枠が空いていたので、「登壇もさせてください!」とお願いしたところ「ぜひお願いします!」と運営の方にOKをもらい登壇しました。 急遽登壇をOKしてくださったイベント運営のみなさま、ありがとうございました。
発表
Proof of Stake Casper
1つ目は自分の発表。
今回はEthereumの未来のコンセンサスアルゴリズムということで、近い未来導入される予定の Proof of Stake システムを用いたCasperの話をしました。 内容の詳細はスライドを見ていただければざっくりと理解できるかなと思います。
最近ではTwitterなどでもPoSの是非を議論している投稿が見られ、徐々に関心が高まってきていると感じています。 今後の動向も引き続きWatchしていき、Casper自体に何か動きがあればブログでも取り上げられたら良いなと思っています。
Casperの詳細を知りたい方向けに情報ソースをまとめておきます。
- Proof of Stake FAQ
- Proof of stake instead of proof of work
- Casper the Friendly Finality Gadget
- Introducing Casper “the Friendly Ghost”
Bitcoin スクリプトから理解するライトニングネットワーク
カウンティア株式会社所属のINOUEさんの発表です。
www.slideshare.net
最近実際のDEMOなども公開されて大きな話題になっているライトニングネットワークの話。
ライトニングネットワークの技術を理解する為には、前提としてビットコインのトランザクションの仕組みであったり、ペイメントチャネルの仕組みを理解しておく必要があります。(理解するまでの道のりが遠い...)
今回、第1回目の勉強会開催ということでイベントに参加された方々の技術理解のレベルも様々でした。INOUEさんは急遽話す内容の濃淡を変え、基本的なトランザクションの仕組みを中心に話されていました。
実際にライトニングネットワークを用いた送金を間近で見たことがあるのですが、送金完了の速さに驚きました。ライトニングネットワークが一般的に普及し、カジュアルに送金可能になる未来が待ち遠しいです。
繋がる台帳の話
会津大学のMizukiさんの発表です。
Mizukiさんは学生にも関わらず、OSSブロックチェーンプラットフォームであるirohaの設計と実装を行なっている方です。 コンソーシアム型のブロックチェーン技術の動向を詳しく調べたことがなかったので、今回の発表内容で知らないことがたくさんありとても勉強になりました。
様々なブロックチェーンが世に普及した場合のアセットの変換のアプローチは現在考えられている手段の中ではハブ型がベストだという結論になっています。 自分自身まだまだ理解が浅いので、コンソーシアム型の仕組みや課題、ユースケースを今後調べていきたいと思いました。
Lightning Talk
- コンセンサスアルゴリズムのまとめ
- ブロックチェーン技術R&Dの取り組み方法の紹介
- ブロックチェーン実証実験のお手伝いをしました 〜 エンタープライズシステムとブロックチェーン
- ブロックチェーンを活用した不動産取引の事例紹介
LTでは上記の内容で発表が行われました。詳細のスライドなどがイベントページにまとまっていなかったのでタイトルのみの紹介とさせてください。 ><
ブロックチェーン技術R&Dの取り組み方法の紹介
LT枠でも話をする機会をいただき、普段の何気ない取り組みの工夫を紹介しました。 インプットを効率的に行い、必ず何かしら価値のあるアウトプットを残すことを日々意識してR&Dに取り組んでいます。
まとめと所感
知らないことが多く、とても勉強になったイベントでした。 特にコンソーシアム型の話を聞いたのが自分は初めてだったので初めて聞いたワードも多く、学びを始める良いきっかけになりました。
まだまだブロックチェーン系の勉強会が少ないので、今後もたくさん勉強会を開催していただきたいなと思っています。
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